パーフェクトワールド
この前映画化されると話題?になっているパーフェクトワールドという漫画をよみました
主人公は車椅子の男の子と高校の同級生で、会社の仕事で再会した女の子。
最近障害者でなく障がい者と表記する場合が多くなったそうですね。害ではないから。害と決めつけるのは、それはそのような障がいを負った人々全てを否定することになりますからね。最近は英語圏でも障がい者をpeople with differential able(違うことができる人)とかなり前向きに捉える動きも見られるそうです。
私はまだ2巻目までしか読んでないにわかなのですが、その2巻の中で思ったことをすこしですが、書こうと思います。
まずかなり印象的だったのは健常者から主人公(車椅子の男の子)に向けられる容赦ない視線でした。
車椅子の占める面積は人ひとりのそれとかなり違いますから、例えばエレベーターに車椅子の人が乗ってきた時に車椅子のせいで自分が今窮屈だと思うのは自然だと思います。
その窮屈さからくるイライラだったりをその車椅子の人にぶつけてしまう、ということがあるんですよね。私には態度に出したことがないとは言えません。
今、この本を読んだ後で自分が車椅子の人に対して接していた態度を振り返ると、ほんとうに馬鹿なことをしてしまったと思います。
誰もが車椅子に乗りたいから乗ってないのに。その人は何も悪くないのに迷惑な存在として扱われるって、どう考えてもおかしい事だし、逆に幸い何の障がいがない私たちが手を差し伸べなきゃいけないのに。
この本の題名、パーフェクトワールド、つまり完璧な世界って、私たち健常者が満足しているだけでは作れないと思うんですよね。
様々な視点を身につけろと散々言われて生きてきた意味をこの本を通して再確認出来たきがしました。ぜひ御一読を。
私たちと障がい者というように差別的な表現をしてしまいました。この文を見て不愉快になった方がいると思いますが、どうかお許しください。